きもの質問箱
きもののことなら何でも気軽に質問
花の衣®着付け教室では、着物や着付けについての質問を受け付けております。
着物のお手入れについて本当のことを知りたい。
着付けを習っているけれど、いまさら聞けない着付けのこと。
こんなスチュエーションでは、どんな着物がよい?
など、何でも大歓迎です。お問い合わせ画面の「きもの質問箱」にチェックを入れて、本文に質問を入力してください。
着付けを習う予定がなくても、他で着付けを習っていても、着付けご依頼の予定がなくてもOKです。お気軽にご利用ください。
こんな質問がよせられています
これまでにいただいた質問の中から、少しだけご紹介します。
Q 着付けに必要なものに、紐3~5本、タオル3~5枚など数に幅があるのはどうして?
A その方の体型やお持ちになったその他の小物類によって、必要な数が違うからです。例えば補整用のタオルが5枚必要な方もいらっしゃるし、3枚で済む方もいらっしゃいます。実際に確認しないと事前にはわからないので、このような表記になります。3枚で済んでしまった方には申し訳ないのですが、ご了承くださいね。
Q タンスにしまっていた着物に黄色いシミがたくさんあります。なぜですか?落ちますか?
A これは湿気によってできたシミです。くすんだ黄土色のシミだと思います。残念ながら丸洗いや染み抜きなどのお手入れでは落ちません。このようなシミを防ぐためには、1年に2度ほど虫干しをして湿気を飛ばすことが大事です。このようなシミは胴裏(裏地の白い部分)に出ることが多いと思います。胴裏だけ替えることもできますから、専門店にご相談なさってみてください。
Q リサイクル着物を買うときに注意することは何ですか?
A まずはサイズです。リサイクル着物は小さいサイズのものが多いので気をつけましょう。サイズが小さい着物は着づらいので、なるべくご自分に合ったサイズの着物を探してください。
①身丈
身丈は計り方が2通りあります。背から計る方法と肩から計る方法です。背からは背縫いを襟の下から計り、肩からは肩山から計ります。背から計った方が4cmほど短くなります。つまり肩から計って160cmあっても、背から計ると156cmです。どちらから計ったサイズか確かめないと、短い着物を買ってしまいます。ご注意ください。長めの着物でしたら着付けで簡単に調節できますから、長めを買うのも良い方法です。
②裄
裄は肩幅+袖幅の合計です。肩幅、袖幅それぞれがご自分サイズ(長襦袢のサイズに合っている)が理想的です。合計が合っていてもそれぞれが異なると、着物から長襦袢がはみ出してしまいます。着付けで応急処置できるケースもありますが、できないケースもあります。
③前幅・後幅
前幅・後幅が狭いと右の脇縫いが上前から出てしまいます。体型によって理想的な前幅・後幅の割り振りは違うのですが、おおまかに前幅+おくみ幅(標準で15cm)+後幅×2がご自分のヒップサイズより少し大きければ、着ることができます。
サイズのほか、汚れにも気をつけてください。「しつけ付き」というだけでは未使用品の着物かどうかは、わかりません。しつけは着用した着物にも付けられますよ。未使用品を見分けるポイントは袖口と裾です。ここは1度でも着用すれば使用感があります。チェックしてみてください。
Q 着物の身丈って、どのくらい短いものまで着られますか?
A 着物の身丈はフォーマルな着物なら身長+4cmくらいがベストです。カジュアルならもう少し短くても大丈夫です。私は着付け師なのでお客様の身長より12cm短い着物をお着せしたことがあります。腰ひもを低い位置に締めきれいに着付けましたが、ぎりぎりの長さでした。この長さをご自分で着るのはちょっと大変だと思いますので、お勧めはしません。背から計った身丈で身長より5cm短い程度であれば、ベストではありませんが問題ありません。
Q 着付けを習っています。着物を着せるとおはしょりが波打ちますが、何が原因ですか?
A おはしょりの布目が通っていないのが原因です。おはしょりの処理をする前にきちんと下に下ろし、布目を通してください。また腰ひもをかけた時に、お腹のあたりにしわがないように整えておくのも大事です。
Q 重ね衿と半襟ってどう違いますか?
A 長襦袢に縫い付けておくのが半襟です。重ね衿は振袖や訪問着などを着る時に、半襟と着物の襟の間に使います。着物と同系色にして上品にコーディネートしてもよいですし、反対色でアクセントにしてもよいですね。半襟は着物を着る時の必需品ですが、重ね衿は使っても使わなくてもどちらでもOKです。
まだまだあるのですが、少しずつ書き加えていきますので、どうぞよろしくお願いいたします。ご質問はお気軽にどうぞ。